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西洋占星術 10天体の意味:わたしたちが持っている資質

西洋占星術

自分のことを活かしたい!
何かパターンにハマっている気がする。。。
自分の特性をもっと知りたい!

と思うこと、きっとありますよね。そんな時に、占星術は役立つ視点を与えてくれます

星占いが太陽サインのみを扱うことに対して、西洋占星術では主に10の天体を使用します。

10もあるの!?と思うかもしれませんが、それぞれの天体が表しているのは私たちの資質であり、人間が持っている機能です。

12サインは世界観、10天体は資質なので、

天体✖️サイン→資質の傾向

が見えてきます。

例えば、10天体のうちの一つである金星は、西洋占星術において感受性や個人的な楽しみを司る天体です。それをサインと掛け合わせると

金星✖️牡羊座 → 新しいことに挑戦!
金星✖️乙女座 → 細部までこだわる
金星✖️魚座 → 幻想的で神秘的な世界

のように、どういう事に喜びを感じるかの傾向が見えてきます。 

人のことはわかったとしても、自分についてはそれが当たり前なので、自分のことは意外と気づいていなかったりしますよね。

なので、このように自分が持っている資質の傾向を俯瞰して見ることができれば、自分を理解する助けになります

また、古典占星術で用いられていた7天体は、曜日にもなっています。実はとても身近な存在なのです。対応する曜日は各天体の項目に記載していますので、目を通していただけたたら嬉しいです。

それでは、西洋占星術では人間の資質をどのように捉えているか、それぞれの天体について見ていきましょう!

天体が象徴するもの

実際の惑星の公転周期は、西洋占星術における天体の象徴と関わりがあります

天体が他の天体の周りを1周する公転周期の短い順に、それぞれの天体が象徴するものを記載しています。

また、天体は神話に登場する神と関連づけられているものも多く、その関連から天体に込められた意味をイメージすることも、天体を理解する良い方法だと思います。

ですので、惑星記号とその由来も併せて参考にしてみてください!

個人天体(月、水星、金星、太陽、火星)

月、金星、水星、太陽、火星の5天体は個人天体に分類され、これらは個人の特性に影響が大きいとされています。

月は他の天体とは異なり、地球の周りを回っています。そのため最もパーソナルな天体と考えられます。

太陽は自己意識と言う象徴を持っており、知性を司る水星感受性を司る金星は、太陽の自己意識へとつながる天体といえます。そして出来上がった自己を、外へ打ち出すための行動力を司るのが火星です。

象徴:幼児期に反復して形成された感情の傾向や性格。感情、本能、情緒の基盤、習慣、私生活

シンボル:☽
三日月を図案化したものと言われています。

対応する曜日:月曜日

公転周期:27.3日 
1つのサインに滞在する日数:約2.5日

水星

象徴:知性、言語能力、コミュニケーション能力、情報、知能の使い方。

シンボル:☿
ローマ神話における伝令の神メルクリウス(ギリシア神話のヘルメス)が持っている、2匹の蛇が絡みついた杖を図案化したものと言われています。

対応する曜日:水曜日

公転周期:88日 
1つのサインに滞在する日数:約19日

金星

象徴:個人的な感受性や楽しむ能力。センス、芸術的感覚、愛情、豊かさ、女性性

シンボル:♀
ローマ神話における美と愛の女神ウェヌス(ギリシア神話のアプロディーテー)の手鏡を図案化したと言われています。

対応する曜日:金曜日

公転周期:224.7日 
1つのサインに滞在する日数:約25日

太陽

象徴:目指す方向性、公的な自分。自我、自己意識、アイデンティティー、目的意識

シンボル:☉
エジプトの太陽神ラーのシンボル

対応する曜日:日曜日

公転周期:365.3日 
1つのサインに滞在する日数:約30日

火星

象徴:個人を社会へ打ち出す力。闘争心、行動力、能動性、チャレンジ、活力

シンボル:♂
ローマ神話の軍神マルス(ギリシア神話のアレス)が持っている盾と槍を図案化したものと言われています。

対応する曜日:火曜日

公転周期:687日 
1つのサインに滞在する日数:約43日

社会天体(木星、土星)

個人全体に続く社会天体には、木星と土星が分類されています。

木星は拡大を司り、その膨張し続けるものを制限するのが土星と考えられます。また、星は太陽の打ち出した個人的な方向性の最終結果を表す天体とも言われてます。

18世紀に天王星が発見されるまでの古典占星術において、土星は最も遠い星とされていました。天動説に基づいた宇宙観において、土星の外は神の世界と考えられていたのです。

土星が厳しい星とされてきたのは、人間の意識が到達できる最終地点であり、決して巻き戻すことのできない時間を司る、と考えられていたこともあるのではないかと思います。

木星

象徴:拡大と発展。寛容さ、思想、幸運

シンボル:♃
天動説における四番目の惑星だったので、数字の4。または、ローマ神話のユーピテル(ギリシア神話のゼウス)の雷を図案化したものと言われています。

対応する曜日:木曜日

公転周期:11.9年 
1つのサインに滞在する日数:約1年

土星

象徴:自己管理能力が要求される事柄。最終到着点。縮小と制限。試練、結果、時間。

シンボル:♄
天動説における5番目の惑星だったので、数字の5、またはローマ神話の農耕神サートゥルヌス(ギリシア神話のクロノス)の持つ大鎌を図案化したものと言われています。

対応する曜日:土曜日

公転周期:29.5年 
1つのサインに滞在する日数:約2.4年

時代天体・トランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)

天王星、海王星、冥王星の3つの天体は、トランスサタニアンとも呼ばれ、時代の傾向を表す天体と考えられています。

これまでの7天体に比べ、公転周期が長くなっています。そのため、一生の間に12サインを一周しない(天王星除く)ことが、時代天体と考えられる要因にもなっています。

7天体で完璧な体系を作っていた古典占星術にとって、これらの惑星の発見は衝撃だったに違いありません。

また、冥王星は現在は準惑星とされていますが、西洋占星術では主要天体の1つとして考えられています。

天王星

象徴:習慣や価値観の突破。革命、変革、最先端、独創性、革新的

発見年:1781年

シンボル:♅
発見者であるW.ハーシェルの頭文字Hを図案化したもの。

公転周期:84年 
1つのサインに滞在する日数:約7年

海王星

象徴:境界線がない。夢、神秘、曖昧、無意識

発見年:1846年

シンボル:♆
ローマ神話における海の神ネプトゥーヌス(ギリシア神話ではポセイドン)が持っている三又槍を図案化したもの。

公転周期:164.8年 
1つのサインに滞在する日数:約14年

冥王星

象徴:死と再生、破壊、根本的な変革力、極限、深い力

発見年:1930年(現在は準惑星)

シンボル:♇
ローマ神話の冥王プルトー(ギリシア神話ではハデス)の最初の2文字PとLを図案化したもの。

公転周期:247.8年 
1つのサインに滞在する日数:約14〜26年

天体の年齢域

天体には、人間の発達段階に対応させた年齢域と呼ばれるものがあります。

もちろん個人差がありますし、その年齢域において、人生が必ずその天体の傾向通りになるわけではありません。

けれど、人間の発達過程を想像しながら、天体が象徴しているものを合わせて考えると、分かりやすいと思います。

天体年齢域人間の発達過程
0〜7歳頃幼児期。家族の中で基本的な性格を形成
水星8〜15歳頃小中学生。基本的な知性を習得
金星16〜25歳頃思春期。感受性、好き嫌いの明確化
太陽26〜35歳頃人生の方向性を打ち出す
火星35〜45歳頃自己を実現していく、さらなる挑戦
木星45〜57歳頃様々なものを受け入れ自己も拡大
土星57〜70歳頃社会的な集大成
天王星71〜84歳頃社会の枠を超えた活動
海王星85歳〜死ぬまで人間としての総決算
冥王星死後未知の世界

こうしてみると、天体たちは私たちの発達をサポートしてくれている、と言うこともできそうですよね。

まとめ

人間にはどのような資質があって、自分がそれらをどのよう使っているか

を意識する事は、普段あまりないと思います。けれど、

自分を活かしたい!
何となく枠にハマっている気がする。。。
自分の特性をもっと知りたい!

そんな時は、占星術を用いることで、俯瞰的に自分を見ることができます。自分自身を見つめる際の助けになる地図と言えるでしょう。ぜひ活用してみてください。

どうぞ、あなたの人生が笑顔で溢れたものでありますように!

感謝

西洋占星術
かとうあいう

『未知なる見えない領域研究所〜次の時代の神話が生まれる場所〜』代表

1978年生まれ、愛知県出身
ニューヨーク州立大学フレドニア校舞台美術学部卒業

1人でも多くの人が自分の力を取り戻し、比較レスに自分を活かして大きな生命として生きることで、お互いに感謝して共存共栄する美しく豊かな社会を作るために日々探究中

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